傾聴講座で習った「つながり」から見えてきたこと
いつもご覧くださっている皆さん、ありがとうございます!玉木です。
福島で看護を教えていらっしゃる、にわとり先生の記事vol.2です。
今回も実体験からの気づきがたくさんあったそうなので、皆さんにもぜひご参考にしていただきたいと思います。
ぜひご覧ください♪
0. 前回のモヤモヤ解消しました
皆さんこんにちわ、にわとりです。
前回2つのモヤモヤについて、椎名先生にお答えいただきました。
呼吸のズレについて、①電話の場合、②オンラインの場合でどんな影響が出るのかです。答えを聞いて、「なんでそんな基本的なことに気づかなかったんだ!」ということで、
一発で完全に解消してしまいました。
特に②についての目線のズレ、オンラインだからこそ起こりうる事態ですよね。
1. 近況報告
前回の記事からおよそ1ヶ月経ち、身の回りにも少し変化の兆しあり。
引っ越し後のダンボールまみれ生活から、少しずつ抜け出しております。あとは本とレコードを整理するだけなのですが、これが一番たいへんだったりします。
TOEFL受験のためビジネスホテルに前泊して臨んだものの、会場を間違えてしまい受験できず。不貞腐れていたところ、レコード廃盤市を見つけたので、落ち込みすぎずに済みました。
そして愛すべき姪っ子の誕生。
にわとり叔父さんになりました。
2. 初めての看護実習
そんな変化の中でも、最も大きかったのは教員として初めて看護実習に行ったことです。
教員として初めて受け持つ学生、年代のギャップが大きい中コミュニケーションがうまく取れるか不安でした。
しかし、椎名先生の「つながり」を意識しながら観察することで、乗り切るだけでなく、またまた気づきを得られました。
3. 観察記録
知人の看護師に、看護実習で教員に求めるものを聞いたところ、
「学生としっかりコミュニケーションが取れていること」という答えを多く聞きました。
具体的には、
・教員と学生の間で報・連・相が的確に行われていること
・学生が何を考えて行動しているのかを教員が知っていること
・上の2点が確保できていることを、病院の看護師に伝えられること
を満たせる教員は、実習を受け入れる側にとって”まあまあOK”な存在のようです。
コミュニケーション <= つながり <= 観察
ということで、看護実習中にちゃっかりと、学生、先輩教員それぞれ観察してきました。
学生からの気づき
【会話のスピード】
学生同士の会話のやりとりを聞いていると、テンポがとにかく早いです。にわとりが実践するためには、ほろ酔いでテンション高めにならないと難しい。
体感的には、卓球のラリー(学生)とテニスのラリー(にわとり)です。
【語彙力】
言葉の意味とは、その使い方・使われ方である。
誰かの本でこんな一文に出会って衝撃を受けたことがあります。
学生同士の会話で使われていた「ヤバい」「マジか」「それな」という言葉。これらの言葉の使い方の共通認識ができていると全く問題ないのです。
しかし、共通認識ができていない状況、例えば世代が大きく異なる場合は、とても分かりにくく感じます。(でも、自分も若かりし頃、上の世代に通じる言葉を使おうと思ったことは無かったなぁ)
【自分自身を観察する力】
学生が、患者さんや病棟スタッフとやりとりしているところを観察していると、自分なりに考えて行動しているように見える場面を見かけます。
しかし、その場面を捕まえて、どういう理由でその行動をとったのか聞くと、理解するのが難しいような、2パターンの答えが返ってきます。言葉の選択がおかしいパターンと、論理としておかしいパターンです。
言葉の選択がおかしいパターンは、言葉の共通認識、についての捉え方に課題があります。そのため、「その言葉ではオジサンには伝わらんなぁ」作戦がうまくいきました。
論理としておかしいパターンでは、自身の思考 / 感情の動きを捉えられていないように感じます。自分自身を観察することを、丁寧に促していく作戦が良さそうな感じでした。
残念ながら”うまくいく”ようには行かなかったです。
先輩教員からの気付き
学生の観察で紙面を使いすぎました。次回の記事に持ち越しとさせていただきます。
次回のにわとりさんは・・・
・ON / OFFの使い分け
・看護職を志すものとしての振る舞い
・学生と意外とつながってない?!
の3つです、お楽しみに!
– 今週のモヤモヤ –
①世代や文化など背景が異なる相手とつながるときのポイントは?
=> (にわとり)相手のことを知りたいという関心を持つことだと思うのですが。
異文化の人のことを知るには一度今持っている前提を捨てることが大事です。昭和の価値観を完全に捨てて若者の話を聞けばスッと入ってきます。病気の方、外国の方と接するのも同じです。もちろん、相手のことを知りたいと思うことはそれのベースとして大事ですね。関心がなければ工夫する気力もわかないですからね!
②自分自身を観察することと、別の誰かを観察すること、どういう関係性で捉えていますか?
=> (にわとり)互いに成長し合う両輪の関係だと捉えているのですが。
両輪という考え方は素晴らしいですね。自分を観察できない人は他人を観察しても意図や感情を理解できませんし、他人を観察できない人はいつも独りよがりな結論を出します。まさに両輪のようにバランスよく磨いていく必要があります。
今回も、椎名の「つながり」を意識して活動してくださっているにわとりさんだからこその気づきに触れることが出来ました。
椎名の講義を受けたことがある方はぜひ、にわとり先生のように記事を書いていただきたいと思っていますので、ぜひ玉木宛にご連絡ください!
info@shinri.onlineに件名「記事担当の件」でお気軽にご連絡ください♪