古民家巡って小宝探し!?
こんにちは、赤城山古民家IRORI場の栗原です!
突然ですが皆さんは「宝探し」って好きですか?
そうです、いわゆるトレジャーハントですね。
そして『宝』のイメージとしては『大昔に使われていた貴重なもの』ですよね。
今回は大昔とは言えない、ちょっと昔の「小宝(こたから)」を見つけてきました!
これを見ればあなたも小宝探しに出かけたくなるかも?
目次
小宝探しで忘れちゃいけない大事なこと
今回は2箇所の小宝探しについて伝えたいと思う。
そのためにまずは小宝探しで忘れちゃいけないことをレクチャーしよう。
①忘れちゃいけない大事なこと、その1:あくまでメインはお掃除!
今回どちらの物件もお掃除の名目で行った。
1軒目の高山村は前回T君との話でも出てきた通り、新しい移住者さんが住むための下準備として大掃除をするという名目でみんなが集まっている。
2軒目の前橋市の方の物件は大家さんの要らない家財を引き取ることで、今後のお掃除をスムーズにするためにおこなった。
なので、小宝探しに夢中になるあまりにお掃除のお手伝いをしない、というのは無しにしよう。
働いた分のお返しをお宝でいただく、まさにトレジャーハンターという感じだ。
こういうレコードみたいにバラバラなのは1枚1枚見ている時間はないので、大家さんが許してくれるのであればとりあえずゴッソリ持って帰ってみよう。
そうすると家に帰ってから結構な量があることに気付き、家の人に怒られたりもする。
②忘れちゃいけない大事なこと、その2:大家さんへの感謝を忘れずに!
今回僕たちがお手伝いをさせてもらった2軒の大家さんたちはとても優しくて気前がいい方たちばかりだったので、どんどん持っていって!とむしろ勧めてくれたぐらいだ。だけれどもモノによっては思い入れが深かったり実は手放したくないものもある。
それでも自分よりもずいぶん若い人から「もらっていいですか?」と聞かれれば、正直には答えづらいのが人間というもの。
なので、欲張りたい気持ちもわかるが、大家さんが本当に持っていって構わないと思っているのかはしっかり確認することが大切だ。
その上で、きちんとお礼を言って、もらう側もあげる側もどちらも気分がいい状態にしておかないとならない。
あくまで大家さん側の善意によって成り立っているということを忘れないでおこう。
以上2点のことを胸に、トレジャーハントを進めてほしい。
それでは実際に出てきた小宝たちを紹介していこう。
高山村の古民家から
まず高山村の古民家から出てきた小宝はこの「キャンプ雑誌『山と渓谷』の1972年6月号」だ。
1972年ということは今から47年前の雑誌ということになる。
それにしては状態がとても良く、破れたページもかすれて読めないページもない。
次号や前号が無かったので、恐らくオシャレそうだから買ってみてずっと本棚にいたタイプの本だろう(めちゃくちゃ偏見)。
中を開くと如何にも昭和時代らしいフォント(文字の書体)をしていてレトロな雰囲気が出ているし、イラストも今見てもかっこいいぐらいに洗練されている。
キャンプや雑誌が好きな僕にとっては一生大事にしたい宝だ。
男友達からの評判もかなりいい。
続けてもう1つ紹介しよう。
これは誰でも一度は目にしたことがある、あるいは持っているものかもしれない。
そう、よくアニメとかに出てくる豚さん型の蚊取り線香だ。
これを縁側に置いて談笑しながら涼んで夜は手持ち花火をする…なんて想像がすぐにできてしまう。
IRORI場にはまだ縁側がないが、今後できるとしたら絶対にやりたいことの1つだ。
これは相方の手島が前に欲しがっていた(気がする)ので、プレゼントした。
喜んでくれたかどうかはわからないのでどうだったのかは本人に聞いてみてほしい。
そしてこっそり僕に教えてほしい。
前橋市の空き家予備軍住宅
次は前橋市のお家での小宝だ。
ちなみに空き家予備軍住宅とは、最近まで住んでいたが事情により住めなくなり手放すことが決まった物件のことを指す。
空いてしまうのはとてももったいないが、立地も状態も治安もいいところだったので借りたい人がいたら声をかけてほしい。
ではまず見てほしいのがこの古本たちだ。
本ばかりで申し訳ないが、今回のはシリーズものが1巻から全部揃っている優れ物だ。
こういう本は読んでも楽しいけど、何よりインテリア(室内雑貨)として活用できる。
古民家との相性も良さそうなのでたくさんもらってきてしまった。
特段大きい古本たちはお部屋の一角に鎮座させてみた。
こういうシリーズ物の本は1つでも欠けると値がつかない割りには買うと高いのでとても有難かった。
何より僕が「これが欲しい!」と言い出したときに、大家さんの旦那さんがとても喜んでくれたのが嬉しかった。
せっかく集めて大事に取っておいたものを褒めてもらえると、誰だって嬉しいのだろう。
本は寿命もないし場所もとらないしお世話をする必要もないのに、読んだら人生が変わるなんてことがよく起こる不思議なものだ。
だからこういう想いが込められた大切な本は後世に残していきたい。
最後に紹介するのはこちらの照明ランプだ。
前橋の住宅は最近リフォームしたばかりで床も壁もきれいなところだったが、この照明は特に 状態が良く、また目立っていた。
さすがに照明はダメだよな…?と手島と話していたが、ダメ元で大家さんに聞いてみたらあっさり承諾。
捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこの事だ。
ちょうど2つあったので、帰ってきてから2階の各部屋に手島がこの照明を設置してくれた。
それまでは蛍光灯の明るい剥き出しの光がさしていた部屋に、 急にあたたかな和の光がつけられたことでお部屋の雰囲気がさらに良くなった。
照明を変えてから夜に上の部屋の電気をつけるのが楽しみになり、日々に彩りが増えた。
これならお客さんもきっと喜んでくれるだろうと 自信を持つことができた。
おわりに
いかがだっただろうか。
もちろんこれの他にも古い木箱やおしゃれな食器類など沢山の物を頂戴したが、全部載せると切りがないので割愛した。
小宝探しをするには土地があって人も少ない田舎の物件のほうが良い。
実は来週もまた1軒別の古民家の掃除があり、また良いものがあれば小宝を持ってくるつもりだ。
もし興味があれば、次はあなたが自分で小宝探しをしてみてほしい。
IRORI場はあなたの挑戦を待っている!