ピザ作り@精華学園高等学校 町田校
精華学園高等学校では調理の時間が多い。それは生徒の出席率が上がるから!
1.作る係
調理はお昼に向けて、午前中にすることが多い。
作る係はピーマンやソーセージを切ったり、生地を伸ばしたりしてせっせとピザを焼く。
生徒の写真を載せられないのが残念だが、授業では見られない集中力を発揮する生徒も多い。
また、
切ることに専念する生徒。
段取りがうまくいくようにお皿を持ってきたりする生徒。
褒める担当。
うんちく担当。
などいろいろだ。 出来上がったものを食べて「うまい!!!!!」という顔がとてもキラキラして見える。
2.食べる係
通信制高校には朝が苦手な生徒が多い。
起立性調節障害と呼ばれる自律神経失調症の一種だ。
そういう生徒を中心に昼から登校してくる。
「食べに来たの?」
と冗談を言われながら、ピザを食べるところから1日を始める。なんて優雅なんだ!!
3.段取り係
実は秀逸なのは段取り係(教員)
ピザの生地を朝までに発酵させ、野菜やまな板を準備して、レシピをA3サイズの紙に印刷して張り出す!ここまでで調理は成功したようなものだ。
段取り9割!さすがである。
4.同じ釜の飯を食う
同じ景色をみることは人間関係において大事だ。
景色の優劣などではなく、「あれ!」と言った時の指している体験が同じ人と人は理解し合える。
一緒に料理を作ること。
一緒に工夫すること。
手のベタベタした感じが一緒。
ピザソースの香りが一緒。
「きゃー」と騒ぐ言葉が一緒。
そうしているうちに感想も一緒になってくる。
「楽しかったね」
「美味しいね」
精華学園高等学校 町田校の生徒の素晴らしいところは、昼からくる生徒のことも考えて、ピザを温めておいたり、段取りを人知れずやっている教員の苦労をわかっている生徒がいることだと思う。
良い生徒、教員に恵まれて幸せだな。