講義中にピース!?椎名流講義の仕方
2月12日の椎名は、例の某企業での研修3日目でした。
3回目ともなると当駅始発で座れる電車がわかってくるので、朝から椎名と快適に座りながら会場へ向かいます。
講義前から椎名の講義はすでに始まっている
前回、「椎名は講義をやりっぱなしにしない」と書きましたが(前回の記事「心をつかむ講義のひみつ」)椎名の講義は、講義が始まる前からすでに始まっています。
会場に入ってきた方をあたたかく迎え入れ、講義前から交流をします。
会場にはいるけど、参加者とは絡まない講演者、さらには講義の時間だけ(えらそうに?)会場入りする講演者などもいらっしゃる中で、椎名は先に会場に入り率先してアットホームな空気を作ります。
椎名はいい意味でオーラがありません。クライアント様や参加者の方々との距離も限りなく近いです。
しかしそのせいで勘違いされてなめられてしまったり、彼の時間、彼自身をただただ消費してくる人も稀にいらっしゃいます。
椎名はこういう対応をされると表には絶対出しませんが、心の中では深く深く傷ついていると思います。
当たり前と思わず、この優しさに気づいている人はどのくらいいるんだろう。
椎名の三種の神器
椎名は、講義の際必ず持っているものがあります。
・お茶 最近のマイブームはとうきび茶らしい
・時計 いつも時間ぴったりで終わらせられるのはこの子のおかげらしい
・クリッカー 絶妙なタイミングでスライドを表示してくれる優れもの
普通そうに見えて実は何か特別な力を持っているかもしれません。
まだ有力な情報を得られていないので、近くで監視し分かり次第またご報告いたします!
雰囲気良し、反応良し、椎名の機嫌かなり良し
講義前の段階で交流を持った方は、講義が始まってからの反応が良く、椎名のペースを作ってくれます。椎名は「この段階の反応がとても心強いんだ」といつも言っています。
しかしさすがに全員と話せる訳ではないので、まだ少し場がかたいです。
自己紹介のクライマックス。椎名の実際の体験を含んだ思いがたくさん詰まっているので、椎名自身も熱の入りが変わり、体の動きも大きくなります。
場を和ますウォーミングアップが終わる頃には一気に会場全体の雰囲気も柔らかくなり、椎名の問いかけにも、ノリノリで手を挙げてくれる方もいます。
つながっている感
このように少しずつ心をつかんでいくので、参加者さんも無理なく椎名とつながります。
体のゆれが同じになってくる人、椎名を目線で追うようになる人、全体的に自然と反応も大きくなり、笑い声も聞こえてきます。そんな様子を、椎名は逃さずつかみます。
場作りが出来てきたら本題に入ります。ここまでで十分心がつながっているので、椎名の一つひとつの言葉が刺さりやすく、参加者さんたちも「あー」とか「おー」など、声を出して反応を返してくれます。
ここです、皆さんのここの反応がいいと、椎名は予定していない話をしだして私を困らせるのです。参加者さんが楽しんでくれればそれが一番なんですけどね。(ツンデレか)
人としての素直な反応
椎名は、参加者さんが返してくれた反応にも答えます。
「皆さんがうなづいてくれるから、僕もついついたくさん話してしまいます」
こんな風に言ってくれる講演者に私は出会ったことがありません。
参加していてこんなことを言われたら嬉しいですし、ここにいてよかったと思いませんか?この言葉が全体のつながりをより深くしてくれて、途中で飽きる人も少なくなります。
与える人、受け取る人
椎名の講義は、講演者と参加者の境が曖昧です。もっと言えば境なんてないかもしれない。あるとしたら最初の5分くらいなものです。
だからこそ、終わった頃にはもうすでに「仲間」になっています。
講義が終わってからも女子会みたいになっていたり(椎名は女子会男子です)、終わってすぐに相談してきてくれる人がいたりと、信頼関係はもうすでに出来ています。たった1回の講義で「仲間」になってしまう、ウソのようなホントの話です。マジで。
終わりに
ちなみに椎名はこの日誕生日でした!話の流れでうっかり口を滑らし、講義中に言ってしまったのですが、自然と拍手が起こりとてもあたたかい雰囲気の中で講義を終えました。
この日の私の学びとして、
講演者は、講演しているときだけが講演者じゃない。そんなことを教えてもらった気分になりました。