明星大学のオープンキャンパス
3月30日は明星大学のオープンキャンパスの日でした。小学校の教諭になりたい生徒がいるので、オープンキャンパスについて行ってきました。
1.生徒の対応
大学に行って、その大学を知る指標になるのが生徒の対応だ。きちんと教育されているかどうかはそこでよくわかる。言葉づかい、判断力、明るさ・・・どの生徒に話しかけてもとても感じが良い。
明星大学。いい大学だな。
つい調子に乗って、10人くらい話しかけてしまった。特に住んでいる場所や飲み会の場所、バイト先などはとても参考になった。綺麗なデータより生徒の生活だな!と思いつつも自分の学生時代を思い出した。
23000円の家賃で暮らし始めたな。そういえば。冷房もない、トイレも外にある四畳半なのに友達たくさん呼んで、大家さんに怒鳴られて、、、懐かしいな。
2.体験教育
明星大学の一押しは「体験教育」
二年生のうちからインターンにいって、教育実習の下地を作るなど本格的だ。詳しくは明かされなかったが、近隣の学校と提携して現場を持っているのは生徒のことを思うと心強い。
生徒の対応がしっかりしているのもその表れかもしれない。正直、私は学校系のイベントは好きではない。教育されていない生徒が受付や司会をやって、先生は影に隠れている。
子供達のやることですから、、、
という言い訳が見え隠れする。そんなのは教育ではない。生徒が中途半端にしかできないなら先生が完璧な応対を示すべきだろうと思う。その点、明星大学はしっかりと生徒が動いていた。
あいにくの寒さの中、体をゆすりながらも誠実に対応する生徒に「寒いよな」と思わず声をかけた。「寒いっすね」と彼は答えてくれた。「頑張って!」「はい。ありがとうございます」
なんかこういう会話久しぶりな気がするなぁ。
3.営業プレゼン
学校の説明や教育学部の説明を講堂で聞いた。集客のためのプレゼンなんだな。採用率が一位とかそういう数字が並ぶ。受験する子や保護者が知りたいのは自分の未来。それは似ているけれど全然違う。
教員採用試験の合格率が仮に99%でも自分の未来は不合格かも知れない。自分が何をすべきなのか?をもっと語ってくれた方が彼らは未来を身近に感じることができるだろうと感じた。
4.AO入試対策
今回、明星大学を希望した生徒は今度の夏の終わりに明星大学のAO入試を受ける。彼は個別の相談窓口に並んで、対策を聞いていた。
印象的だったのは「採用率が一位だから志望しましたという受験生が多いんですよね。そうじゃなくて、何が学べるから、どんな体験が期待できるから、志望したという話をして欲しいんですよ!」と相談窓口の先生。
それ、説明会の時に思った感想と一緒だな。
説明会で一位一位と連呼するから受験生がそれを答える。説明会で学びの中身や体験の中身を連呼してたらそうならないのに残念だな。
それでも過去問の傾向や対策の切り口を理解することができた。教員としてふさわしい判断、考え方ができるか?そこへの伸び代があるかが大事だという。
アドバイザー
私の周りには心強い教員がたくさんいる。明星大学にいることをSNSで伝えると反応がある。説明会に参加している最中も現役の先生たちからアドバイスが集まる。とても心強い。いろいろ整理されてきた。
事例がたくさん掲載されている日本教育新聞や日本授業UD学会などの記事やニュースを現役の先生たちと論じることができれば合格は近そうだ。そう感じた。
5.試験対策
早速、教員の知り合いに協力を要請した。どうしたら事例を集められるのか?そして、雑談、ディスカッションに応じてくれる人が見つかるのか?
その日のうちにたくさんの回答が返ってきた。
- 現役の大学生が雑談に応じてくれるという
- 日本授業UD学会が実践的だという
- 日本教育新聞は硬いから斜め読みで良さそう
- 四月に明星大学で教員の勉強会があるという。見学できるかもしれない。
- ベテランの養護の先生も手を上げてくれた
- 明星大学の教授と知り合いだよ
明星大学の学生と繋がるのは素晴らしいと思ったが教授とまでつながるのはなんかいやらしい気がしたので、教授は合格が決まってから挨拶に行こう。
日本教育新聞はとりあえずお試しの一部を取り寄せてみることにした。
http://www.kyoiku-press.co.jp/
日本授業UD学会には魅力的なカリキュラムがあるから会員になってみようかと思っていたが、詳しい先生が勉強会を教えてくれた。
https://www.kokuchpro.com/event/80c8d4e3f49cd95319bf94da0e1a1da7/
これでその生徒と私のメンターは充分集められそうだ。
生徒である彼は半年以上前から私の友人の経営する放課後等ディサービスでボランティアをしている。
そこで出会った小学生とのやりとり、工夫、ノウハウ、社会の問題、家庭の問題を実体験として自分の言葉で言えること。そして、教育業界の時事ネタを現役の先生たちと論じることができれば合格が見えてきそうだ。
さっそく、特別支援学校教諭から応援のメッセージを頂いた。
受験で「教師としてふさわしい判断、考え方ができるか?その伸びしろ」が求められるのですね。それは、教育新聞にも、学習指導要領にも、どのサイトを探しても答えは書いてないのですよね。私は、「教師としてふさわしい」は、誰かが与えてくれるものではなく、自分なりに考え、悩み、形づくっていくものなのだと思います。生徒さんが、受験という節目を通し、どんな「教師としてふさわしい」を見つけていくのか楽しみです!伸びしろっていいですね。頑張って!! (特別支援学校教諭 50代 女性)
夏休みに入ったら、その経験を言葉でわかりやすく文書にまとめるトレーニングをしよう。そんな絵が頭に浮かんだ。
6.協力してください
明星大学の卒業生や在校生・明星大学関係なく、学校関係者でAO入試対策を手伝ってきださる方。いや、本質的には彼が自立した教師になるのを応援してくださる方はぜひご連絡ください。
彼のペースを大事にしつつ、彼とつないで行きたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
連絡は yuichshiina@icloud.com まで!
合格が決まったら、下宿先やバイト先情報もそのうちお願いするかもしれません。多摩センター駅から中央大学明星大学駅の間のエリアかな。
そうなったら嬉しいなヾ(◍’౪`◍)ノ゙
学生っていいなあ。一生懸命に何かに打ち込んで年齢を重ねるほど視点が偏って意固地になってくるし、怖い思いをすれば挑戦する勢いが落ちてしまう。真っ白な脳みそでいろいろなことに挑戦してほしい。