ユメへの作戦会議&ユメソダテの木@桜神宮 4/14
「第三回 ユメへの作戦会議」が4月14日(日)に開催されました。
顔なじみの人がどんどん増えて、「僕のこと知っている人?」って舞台で叫んだら7割くらいかな、、、元気よく手を上げてくれました。ユメへの作戦会議は1月27日に続き2回目なのにこんなに友達ができるなんて、引きこもっていた頃には考えられないことでした。
1.早起き・会場設営
ユメへの作戦会議の日の朝は早い。今回はマルシェ用のカウンターやユメソダテの木などの準備もあるので尚更だ。5時に起きて、荷物を積んで町田を出る。
早朝の桜神宮はとても静か。東京の桜は葉桜に変わりつつあるが、桜神宮の桜は八重桜なので丁度満開。枝が折れそうに桜が咲いている。
大勢のボランティアが前日から試行錯誤をして当日を迎えた。第三回目だということもあり、チームワーク・手際が良すぎて時間が余るほどだった。
2.ユメソダテの見据える未来
前川理事長から「生きにくさを感じる人」のユメを聞く活動のその先にあるものが語られた。
ユメを語るだけでも大変なこと
勇気が必要なこと
そのユメを形にして、ソダテ・カナエること。活動開始から半年ちょっとが過ぎたこのタイミングでユメを聞くだけでなく、それを応援していきたいというユメソダテの真の目的が冒頭で示された。
イベントを盛り上げてくれるマルシェ(出店者)の紹介も盛り上がる。
マルシェに出店している方の多くは過去に大変な時期があり、それを超えて出店している。つまり、「ユメソダテラレタ」「ユメカナエタ」という状態であるとも言える。
ユメを語るときに「ユメカナエタ」仲間がたくさんいることは大きな助けになる。抱えている難しさや欲しい未来は違ってもユメを描き、語り、叶えていく過程はとてもよく似ているからだ。
3.ワークショップ ユメソダテの木
NPO法人 ユメソダテによる「ユメソダテの木」のワークショップ。
つまり、オリジナルの講演だ。花が咲いていない桜の木にみんなのユメが書かれた桜の花を咲かせていく趣向だ。
参加者のほとんどがユメを叶えたことがなく、ユメを考えたこともない。それくらいユメとは難しいテーマだ。そんな人たちが最初にクリアすべきなのは
都合が良い未来にヤマを張る
ということだ。昨日も今日もよくない状態だからといって、明日同じになると決めてしまうのは「ヤマの張り方」としてはナンセンスだ。
詳しくは講義を受けて欲しいのだが、講義が10分進むごとに会場の空気がどんどん暑くなっていくのがわかる。全員が前向きになり、創造的になり、笑顔になり、盛り上がり、講師が「はいそこまで〜」と言っても誰も戻ってこない。
ユメは笑顔でふざけながら描くもの
ふざけながらユメを描いていくととんでもない話が出てくる。
- クローン人間をたくさん作って世界征服する
- ダイエットを成功させてモデルになる
- 障がい者でもデザイナーになって活躍できる社会を作りたい
- 心の友100人とベルサイユ宮殿で大吟醸を呑みたい
素晴らしい!ユメらしい、わけのわからなさだ。
「ユメソダテの木」のイベントでは1時間かけて生み出したみなさんの「ユメ」を桜に花に書いてもらった。ユメは心に秘めているだけでは叶わないからだ。
4.ユメソダテの木 満開
朝の時点では花が咲いていなかった桜の木。
お昼にはほぼ満開になっていた。1時間の特訓の成果が出てかワクワクするような言葉が並ぶ。「確かに子どもの頃はこういうことばかりを言っていた」そんな声も聞こえてきた。
精華学園高等学校のメンバーがテープを貼り、桜を貼り付けようとすると多くの人は自分の手で貼りたがった。「ユメ」を自分で貼り出したいそんな気持ちが表れているとしたらとても嬉しい。
誰一人として、「イヤイヤ」桜を貼りにきているのではなく、「ワクワク」しながら桜を貼ってくれた。自分のユメを大事にして、育てて欲しい。これぞNPO法人 ユメソダテといっても良いような「ユメ」を語り合う場ができた。
5.よむかくはじく
イスラエルで開発された、FIE(フォイヤーシュタインによる認知能力の強化をするための教材)を活用した、教育メソッドが紹介された。特にWISCの数値がFIEによって上昇する例もあるという。
点、点、点、点、点、点・・・・たくさんの点が書かれた中に隠された図形を探す。探している間に気づくことがある。見えてくることがある。なかなか見つけられない時にはみんなで相談する。「特徴的な形を探す」のか「幾つかのエリアに分ける」のか、、、そうやっていくことによって、今まで見えなかった形が見えてくる。それを発見する戦略が身につく。
四谷にある個別指導教室「よむきくはじく」さんで受けることができる。
6.チャレンジドフェスティバル
エンターテイメントによって「障がい者」という枠組みを外して、人と人が繋がるようにと活動しているNPO法人 テャレンジドフェスティバルによる手話コンサートがあった。
わかりやすい手話を教えてもらいながら音楽に合わせて手話をする(踊る?)リズムに乗ると全体が一つになる。ダンスを踊ることもラジオ体操もやらない私にとっては新鮮な体験だった。
7.みなさんからの感想の一部
みなさんに「感想」を伝えてもらうと元気が出てくる。紙に書いたものも口頭でもとても嬉しい。今回は涙を流しながら話しかけてくる人が多かった。
以下に一部を抜粋して紹介する。
- 現実直視で何を見て、何を考えて、できることしか思考の中になかったように思います。もっと、ユメや自由な発想から、楽しく生きていけそうな感じがします。楽しく考えることができた。ユメは毎日もっていいんだな~と思った。
- ユメと目標の違いをなるほどと思った。ユメを応援できる人になりたいと思う。大人が責任を取るのはどこまでできるのか、少し自信がない。
- 大学入学前の頃に持っていた熱い気持ちがよみがえってきた。
ありがとうございました