5/6 不登校・ひきこもりの中高生がして欲しいこと欲しくないこと
精華学園高等学校 町田校にて「不登校・ひきこもりの中高生がして欲しいこと欲しくないこと」というテーマで講義をします。多くの保護者が真逆のことをしてしまっている「関わり方」についてお話しをします。講座は60分で10時からと15時からの二回行います(内容は同じです)
1.これをすると逆効果
一見するとこうすれば不登校が改善するのではないか?ひきこもりに効果的なのではないか?と思われる方法もよく考えてみるとそのアクション自体が子どもの存在を否定していたり、力を奪うことになっていることがあります。
一般に「自殺防止キャンペーン」をすると自殺をしたいけれど家族を悲しませたくないから我慢している人を自殺に向かわせてしまうことが知られています。学校で「喫煙に関する指導」を行った直後、生徒が喫煙する確率が上がることもあります。ストーカーをやめさせようとしたら余計にヒートアップしてしまう事例も耳にしたことがあるかもしれません。
人の心とは難しいものです。
「気にしないでください!」と言えば気にならなくなるわけではないのです。
2.主に中高生
今、全国的に中学校高等学校の在り方が変わってきています。社会が多様化しているのに先生はそれに対応できないし、英数国理社を習得しても生きていくためには十分ではないのです。
そして、一流の大学を卒業したとしても就職できなかったり、うつ病のようなメンタル不全になったりする人も少なくありません。今の中高生からしてみたら「なんでこんな仕組みになっているの?」と思っても不思議はない社会です。
みなさんが人生を考え始めた頃に
『あなたには800万円程度の借金があります。それはあなたのお父さんたちが積み上げたものです。そして、あなたは個性を発揮しなくてはなりません。今は弁護士といえども営業をするご時世ですから、ただ資格を取っても採用されないのです。つまり、役割がないかもしれません。
また、個性を発揮するのは学校の外でしてください。採用面接では個性が必要ですが、学校では和を乱す行為は慎むようにしてください。
さらに採用が決まったら個性はもう入りませんから淡々と働いてください。』
と社会に言われている気がしたらやる気がしますか?
そして、その心の隙間をゲームやスマホが狙っています。無防備な中高生を叱るだけでそれを回避することは難しいでしょう。より良い向き合い方についてお話しします。
3.ステップ
回復まではステップがあります。いきなり無理なステップをやらせようとすれば心が折れてしまいます。それを繰り返せば心を閉ざしてしまうでしょう。
心を折らずに1mmずつ出口に向かうには何を気をつけたら良いのかを15のステップに分けてご紹介します。
4.参加条件
中高生の保護者限定です。テーマは不登校・ひきこもりなのでその状態かそれに近い状態の方が対象になります。対象者ではない人が参加していると講座の運営に支障があるので、上記以外の方はご遠慮ください。
5.個別面談(60分)
講座の前後の空き時間に個別面談を行っています。
椎名:個別面談(心理的な問題など)
教員:進路相談(進学や転校の相談など)
こちらは完全予約制ですので、あらかじめ予約をした上でご参加ください。
詳細は 精華学園高等学校 町田校 のサイトをご覧ください。