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線虫でがん診断 エイベックス

 2019/01/23 心と心をつなぐ
この記事は約 3 分で読めます。 861 Views

お世話になっているエイベックスの保屋松さん(AVEX&HIROTSU BIO EMPOWER 代表)が法人をつくり、「線虫でがん診断をする仕組み」を広める活動を開始されました。

1.生物を使った画期的な方法

この方法の画期的なところは「線虫」という生物にがんを発見させることです。たった1滴の尿でステージ0、ステージ1の早期がんも発見できるといいます。

詳細は「エイベックスが線虫でがん診断を支援するワケ」をごらんください

2.エンターテイメントの未来

エンターテイメントの業界も以前とはだいぶ様子が変わってきています。CDではなくダウンロードで音楽を聴くようになり、ユーチューブで音楽が聴けるようになりました。

タレントさんは1回テレビに出れば、それをユーチューブで拡散され、人気は出ますが賞味期限があっという間にきてしまいます。「別のネタないの?」と1ヶ月で言われたらネタが尽きてしまいますし、品質が良い活動はできません。

「エンターテイメントをただ楽しいだけのもので終わらせたくない」

保屋松さんの口からよく出る言葉です。エンターテイメントの強みは「つかみ」それを「ああ、面白かった?で、次は?」という流れで消費していくのではなく、つかんだ後に「がん治療」などにつなげていく。僕もその考えに大いに賛同しています。

3.パラダイムシフトとしてのN-NOSE

この「線虫」を使ったN-NOSEは画期的なアプローチである反面、性能が良すぎて、他の検査でダブルチェックできません。そうなると検査できる数年間、がんが進行するのを待って、再検査となります。それでは早期発見は意味がないだけでなく、不安を煽る意味で逆効果とも言えます。

教育業界でもメンタルケア業界でも似たことが言えますが、あまりにも次元が変わり過ぎると現在存在する社会とうまくやっていけない。これは別の意味で問題です。

N-NOSEの展開にはがんの種類を問わないような免疫療法や心因的な要素を最小限に抑える意味でのカウンセリングなども必要になります。まずは「がん」に苦しむ人やその家族、「がん」の不安を抱えて生きている人などの光明となると良いなと思います。

コラム 「心と心をつなぐ」

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yuichishiina

yuichishiina

精華学園高等学校 町田校舎長・一般社団法人 日本心理療法協会代表理事・NPO法人ユメソダテ 理事 など。悪い人がいるのではなく、理解し合えていないことが問題。と人と人との心をつなぐ活動を展開中。

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