IRORI場 〜ニンニクとは編むもの!?〜
いつも読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。玉木です。
椎名も仲間入りした、赤城古民家IRORI場のオーナーお二人が活動報告をしてくれました!今回は農業のお手伝い♪
ユーモアを交えた彼らのレポート、ぜひお読みください。
思いを感じられる、素敵なレポートです。
太陽農産 小原さん
6月の頭から約2週間、株式会社太陽農産にて 小原さんという女性農家さんのお手伝いをさせていただきました。 今回はそのことのレポートを書きたいと思います。
太陽農産の野菜はすべて無農薬の有機野菜。 カラダと心の健康を第一と考えた結果、当然のように無農薬にたどり着いたそう。元々は肥料の会社なので農業をやっている人は会社内でもごくわずか。
そこで僕たちに手伝ってほしいと白羽の矢が立ったのだ。
ニンニクの収穫
はじめにおこなったのはニンニクの収穫。
ひたすら抜く!抜く!引っこ抜く!
抜いたやつをコンテナに詰めて、
ひたすら運ぶ!運ぶ!積み上げる!
体力のいる仕事だけど、ここは周りが畑ばかりののどかな場所で、 上空には気持ちのいい風がずっと吹いている。 それが身体を休ませてくれるので、辛いより楽しいが勝ち。
身体を動かすって、きもちいーです。
ニンニクの芽切り
次は取ってきたニンニクの芽切り作業。
切ったものを「大きくて立派」、「中くらい」、「小さい」、「破けてたり形の悪いもの」に分ける。 これも大空の下でみんなでやるから、気分も晴れ晴れ。
大きくて立派なものは茎を三つ編みにしてカッコよくする。 (椎名さんが上野駅での販売のときに持っていたもの!)
ニンニクを編む
僕たちも編み方を教わったので、いつでもできるようになりました。
中くらいのは茎の部分を束ねて干してあげることで、 乾燥させてニンニクが長く持つようにする。 結ぶ位置の高さを変えることで、ニンニク同士がぶつからないようにする。 そうすると、乾くのが早くなるんだって!
小さいのと形の悪いのは茎も切ってしまって、 2週間ほど一定温度で保温して『黒ニンニク』という発酵食品にする。
こうすることで、まったく無駄がなくニンニクを全部使える。 考えられてますなー。
それと、IRORI場のfacebookとInstagramでニンニクの事をあげてたら、 手伝うよ!と言ってくださる方がたくさん来てくれました。 みんな他の仕事がある中で、時間を見つけてやってきてくれて、本当に大助かり。
それに、小原さんが「こんなにたくさん来てくれるの!」って喜んでくれたことがなにより嬉しかった。
手伝ってくれた方には完全無農薬のニンニクをプレゼント。
お金とか契約とかじゃない、もっとシンプルな贈り物にみんな喜んでくれたみたい。 「心の通ったあたたかい世界」が田舎にはあるな、と確信した出来事でした。
収穫、芽切り、干し作業、編み作業、それに合わせて出荷作業。 小原さんはいつもこれをほとんど1人でやってる。 改めて農家さんの大変さを理解できたいい期間だった。 これから7月からはジャガイモ掘りが始まるし、 そのあとは来年に向けていろんな準備があるから 手伝ってみたい方はぜひ一緒にやりましょう!
赤城古民家IRORI場は、いつでもあなたの帰りを待っています。
終わりに
あの時に売っていたニンニクは、こうやって作られたものだったのかー!
ただ売るだけでなく思いを聞いたり作業風景に触れたり、背景を知ることで見え方が大きく変わります。その方達の「思い」も合わせて売っていたんだと思うと、熱くなるものがあります。
他人事ではなく、多くの方に自分事として関わってほしいなと思います。