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たてもの園でインスタ会@精華学園高等学校 町田校

 2019/06/26 今日の「椎名雄一」 通信制高校
この記事は約 5 分で読めます。 1,132 Views

精華学園高等学校 町田校のイベントで小金井公園内にある江戸東京たてもの園に行ってきました。

1.浴衣とインスタ

ある日、教室で女子高校生と話をしていたときのこと。

「花火したいよねー」

「かわいい浴衣も着たいよねー」

「確かにー」

ついつい進路のことを考えて、生徒を仕事に繋がりそうなところに連れて行くことが多かったが、「浴衣を着る」これも大事。そう思って、僕のインスタを見せてみた。

自撮りなので左右が逆です

https://www.instagram.com/yuichishiina/

そうしたら、浴衣でインスタ。採用された!

たまにはインスタ映えを目的にした校外学習があっても良いか!と思って、江戸東京たてもの園を企画した。

2.着物☆小物

着物、、浴衣をフル装備で用意した生徒は四時起きで着付けと髪をやってきたという。自分で着付けができる生徒はとても上手にトータルコーディネートしてきた。

そこまではしない生徒も扇子を持ってきたり、かわいい下駄や和柄のネイルをしてきたりと楽しんで参加してくれた。

正直、よく卒業式の服装で一部の生徒だけ着物や袴を着て問題になることがあるので心配していた。でも、最後まで読んでいただければわかるが、精華学園高等学校町田校の生徒たちには問題にならなかったようだった。

3.役割

画一的な考え方に凝り固まっていると浴衣を着られた生徒と着れなかった生徒とふたつに分かれてしまうが、精華学園高等学校の校風はアンチ画一的だ!

浴衣を着てきた生徒はモデル役として、演技力を発揮して盛り上げる。

なぜか謝るので、上から目線の演技に

浴衣は着てこなかったけれど、演出のセンスがある生徒が

「ここでのれんをくぐって!」

「ここで文豪やってください!」

生徒の写真を掲載できないのが残念だが、かなりインスタ映えする写真が撮れた。

写真を撮る係も今回は大勢いたので良い写真がたくさん撮れた。なんだか、コスプレ大会のレイヤーさんとカメラマンみたいな感じだったなぁ。

さらに、この日の一コマを「我が校の一コマ漫画家?」が期待以上の作品にしてくれた。

前回の作品
リップロールスタ爆

ちなみに、男子ははしゃぐだけはしゃいだらエアコンの効いた待合室で終了時間までお昼寝とスマホをしながら楽しんでいた。

誰一人仲間はずれになることなく、楽しみ方を見つけて、江戸東京たてもの園を満喫した。時間が全然足りなかった。三分の一しか見れなかった!

4.男着物

二年ほど前。男着物かっこいいなと高い着物をちゃんと買って、着方も習った。でもそのおかげで僕も写真に入ることができた。

女子生徒がバスの中で写メを撮っていたなと思ったら後でこれが送られてきた。かわいい。とコメント付きで。たぶん、僕をJKだと思っているのだろう。年齢は3倍違うのになぁ。

5.五感と三項関係

ただ遊んでいるだけだと思われてしまうといけないので最後にまじめな話。

五感と校外学習

人の心を変化させる大きな要因は五感だ。考え方を変えるよりも手を動かして、匂いを嗅いで、味わってみた方があっという間に変わる。校外学習を頻繁にするのは五感を使ったリアルを増やすため。100回のカウンセリングや指導は1回の現場に及ばない。

恒例のアイスタイム
今日はバリエーションが豊富

「暑いねー」「おいしいねー」「やばい」

そんなことを言いながら楽しい時間が過ぎて行く。感情が動いた経験があればあるほど人生が濃くなっていく。そんな感動や悔しさの中から人生のテーマを決めていけば良いのだ。テーマがないのに、感情が動かないのに知識を詰め込まれるのは辛いだろうなと思う。

三項関係

自分と対象物の関係を二項関係(私と対象)と呼ぶ。そして、一緒に美味しいものを食べたり映画を観るのを三項関係(私と映画とあなた)と呼ぶ。共通のものを見たり、体験したりして隣にいる人と分かち合う関係性のことだ。

人と人とが何の話題もなく向き合うのは難しい。

だからこそ、古い建物や浴衣、インスタなどが必要なのだ。そうすることによって共通の話題が生まれ、共感が生まれ、お互いの距離が縮まる。その媒介となるもののきっかけを作るのが校外学習だ。

お土産を買って帰る生徒は家族の顔を思い浮かべただろうか?お土産を選ぶ姿から「誰か大切に思える人がいるんだね。できたんだね。」と読み取ることごできると温かい気持ちになる。誰かの顔が浮かばないでお土産コーナーに入らない生徒をたくさんみてきたから。

また来たいです!といってくれた生徒は次はどんな風にしてここに来るのだろうか?未来の予定が1つできること。それが命を支えてくれるほど嬉しいこともある。

それはお土産やたてもの園が作り出す、三項関係がもたらしてくれる人と人とのつながりなのだと思う。

それにしてもここは、時代と世代が交錯する面白い場所だな。

高橋是清のお屋敷でインスタ映えを狙って楽しむ奴が現れるとは誰も予想してなかっただろうなぁ

これではハラスメント先生だな

楽しかったなー

またやろうヾ(◍’౪`◍)ノ゙

「椎名先生!つぎはスイカの種飛ばし大会ですね!」

「それな」

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yuichishiina

yuichishiina

精華学園高等学校 町田校舎長・一般社団法人 日本心理療法協会代表理事・NPO法人ユメソダテ 理事 など。悪い人がいるのではなく、理解し合えていないことが問題。と人と人との心をつなぐ活動を展開中。

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