昭和vs平成 発想の違い@精華学園高等学校 3/22 19時から
「うちの子どもには危機感がない」
「叱っても叱っても一向にやる気を出さない」
「悪いことをしても謝らない」
「人が疲れるというが理由がわからない」
精華学園高等学校で耳にした次の言葉に私自身が衝撃を受けました。
「最近の若い子たち、本当意味がわからない」
これは高校3年生が高校1年生に向けていった言葉です。
「10年ひと昔」という言葉がありますが、「最近の若いものは!」と言い合う年齢差がどんどん狭くなっています。その差を理解して若者と接するのと昭和の意識のまま接するのではコミュニケーションが全く違ってきます。
1.ハード vs アプリ
昭和の終わり頃、パソコンが普及し始めました。その頃はパソコン本体も高価でマウスを買ったり外付けのハードディスクを増設したりというようなことをしていました。必要に応じて、カメラを増設したり、マイクをつけたりしていました。
しかし、今はあらかじめ高性能のカメラや大容量のハードディスクがついてパソコンが販売されています。クラウドもあります。インターネットにつながるのは前提になっています。
さらにはスマホを使うだけで大抵のことはできてしまいます。
この時代の流れの前半を体験した昭和の人たちと後半から体験している平成の人たちでは価値観が当然違います。コンピューター業界でもアプリを作ろうという若者は多いですが、ハードの製作をしたい人が足りなくなってきています。
2.二次加工世代
小説やマンガの原作を作り、テレビや映画にするのはとても大変です。でもその作品を加工して、SNSで盛り上がったり、人気者になるのは難しくありません。本を執筆するくらいの研究を重ねて、真実を追求するよりも本の書評を書いた方がSNSでは人気が出ます。
3.空気を読む
KYという言葉を言い始めた昭和世代よりも空気を確実に読むのが平成世代です。私が高校(他校様)で講演しても必ず、教員でも生徒会長でもない生徒がお礼を言いに来ます。「本日は大変貴重なお話をありがとうございました。数名寝ている生徒がいましたが、大変失礼いたしました。」のような挨拶をします。挨拶自体はありがたいですが、空気を読みすぎてこの生徒の本音はどこにあるのだろうと思ってしまう時もあります。
高校での講演が盛り上がるとコンサートのようになります。その流れで「質問がある人!」と問いかけても誰も反応しません。「質問をすると他の生徒の時間をとってしまうから」と彼らは言います。
そして、講師控え室に並びます。
長い時は公演後、2時間、次から次へと生徒の質問に答える時もあります。さらにはツイッターなどでやりとりが数ヶ月、数年に及ぶことも。それくらいの好奇心があるなら質問すればいいのに!というのは昭和的ですね。
4.お申し込み方法
この講座の参加費は無料です。精華学園高等学校 町田校(町田市原町田4-1-10 フジモトビル4階)に19時少し前にお越しください。21時までです。
info@seika-machida.jp
こちらに「氏名」「お子さんの学年、性別」「参加動機」をお伝えください。