特別講座「環境の変化に適応するコツ」椎名雄一
新型コロナウイルス感染症の対策として、精華学園高等学校はオンラインでの授業を中心に運営することになりました。その影響で普段は生徒限定で行っていた特別講座をオンライン経由で多くの方が受講できるようになりました。
1.従来おこなっていた心理学講座の役割
「中高生の本音」「起立性調節障害」「ゲームの活用方法」などさまざまな切り口で精華学園高等学校 町田校の保護者向けに開催してきた心理学講座。
「学校」-「生徒」という関わりだけでなく、
「学校」-「保護者」という関わりを強くする意味でも重要な役割を果たしてきました。また、教職員と保護者が同じ心理学概念を共有することは疎通の上でもとても効果的です。「あれですよ!講義で言ってた!」「ああ!そっか!」と共通言語があるだけでかなり高度な意思疎通が可能になります。
2.生徒も共有するメリット
そして、コアにあたる概念は生徒向けの心理学講座でも共有しているので教職員、保護者だけでなく、生徒も「あれ」というと通じます。
例えば交流分析などを共有しているので
「FCが足りない反応だね!」のような言い方でも伝わります。
心理学講座の後に生徒同士が「○○ちゃんはACが高い!」「FCを高めるには奇声を発すればいいんだって!!」と会話が弾む。これで生徒同士の相互理解や生徒自身の自己理解が深まる。
3.ドラえもんとポケット
「あなたは正しいですか?」「あなたは何ができますか?」
と言って当てはまらない人を「不採用です」「あなたは不要です」と切り捨てるような空気の漂う現代において、実力があるわけではない「のび太」や「あかちゃん」を大事にできる気持ちは欠かせない。
あなたが「今」できなくても全く問題ではない
あなたができないことがわかったら、できるように協力したい。
この発想は精華学園高等学校 町田校においては非常に重要な概念だ。
生徒たちは「それはポケットだ」「それはドラえもんだ」という言い方でこの概念を日常会話で使う。
あなたをただの機能の塊の機械だと思って、「性能」「性能」とってくる人とあなたを愛する人間として、共に夢を見て、努力して、戦って、悲しんで、、、くれる人との違いを見極めること。この違いを超えられた生徒は大らかに自分の夢を見つけ、羽ばたき始める。
「できる」「できない」ではなく、「愛されている」と感じるからだ。
4.特別講座「環境の変化に適応するコツ」
今回の特別講座はコロナ自粛中ということもあり、「環境の変化に適応するコツ」というテーマでお話しさせていただきました。
バックナンバーは
からご覧になれます。「椎名雄一公式LINE」に登録して、
「特別講座」 と 入力すると今後の公演予定が返信されます。
「椎名」 と 入力するとこの講座の録画をお送りします。(期間限定)
見逃した方は是非ご覧になってください!