7つのステップインタビュー
不登校・ひきこもりから抜け出す7つのステップを実践されている20名の方にインタビューをさせていただいています。本を参考にアレンジされたみなさんの工夫に驚いています。一生懸命に工夫されている姿に頭が下がります。そして、僕もとても勉強になりました。今日はその一部をご紹介します。
1.共感をはじめて実感した
親自身も「共感された」という体験が少ないと子どものつらさや夢などに共感することが難しいようです。知識ではなく「共感される」という実体験が役に立ったという視点は僕もハッとさせられました!
多くの保護者は誰にも相談することができずに先の見えない努力を続けています。7つのステップ 勉強会では似た立場の人がお互いに共感して、支え合っている雰囲気があるので気持ちを落ち着けることができます。そして、保護者自身が共感してもらい、「ああ!共感されるとこんな気持ち になるんだ」と実感することができて、共感を感覚的に味わうことができます。保護者の中には 自分自身の親に共感されたことがない人もいます。この保護者の集まりで共感してもらえる体験をたくさんすることで「共感される喜び」「共感のコツ」を体感することは保護者の成長につながっていると思います。その共感された体験は自分の子供の感情に共感するときに役立ちます。保護者が7つのステップ勉強会で共感されればされるほど、共感するゆとりと共感のコツのような ものが増えていくからです。結果として穏やかに子どもと関わることができている人が増えているように私は感じています。
※インタビューの内容をもとにまとめ直しています
不登校になり始めの頃は親もショックを受けてパニックになっています。その状態であわてて子どもを叱ったりしてしまうよりは「信じてひとりにする」ことが大事なこともあります。これは僕の実体験でも「ひとりにしてほしい」と思っていたことからも推奨していますがそうして欲しいというケースは多いようですね。
2.信じて「ひとりにする」
いろいろな場所で講演会を聞いたり、カウンセラーさんにアドバイスをもらったりしますが「ひとりにする」という発想はありませんでした。規則正しい生活をさせる。ゲームを渡さない。褒めるというものが多い中で「ひとりにする」という期間が必要だというのは目から鱗でした。実際に「ひとりにする」を実行すること2ヶ月。気がつくと息子はリビングのソファーにいました。何の気負いもなく、ソファーでテレビを見ているのです。嬉しさと驚きで変な反応をしてしまいそうでしたが、グッと堪えてふつうに接しました。「整理がついたんだな」そう思える姿でした。
3.誕生日プレゼントでの気付き
HPC(HSP)の人にとって気になってしまう声や音があります。(今回のケースは聴覚過敏)誕生日というきっかけでそれに気づくのは複雑な心境ですよね。1日でも早く、ちゃんと向き合って何に困っているのかを聞かせてもらえたら苦しい日々もすくなくなりそうです。
「誕生日プレゼント、何が良い?」と聞いたら防音のためのイヤーマフ(ヘッドホン)が欲しいと言われました。家にいても家族の声が耳に入ってきてしまうのがつらかったのだとその時に気づきました。ゲームとか欲しいものがあるだろうにそれより優先してイヤーマフを欲しがる姿に「これまでの我慢」と「つらい感覚」が伝わってきました。感覚的なことは周囲からはわかりにくいですし、言われても「気にしすぎだよ」「大丈夫大丈夫」と流してしまうこともあるかもしれません。理解されにくいことだとわかっているから誕生日まで言えなかった。我慢していた。それに気づいて、もう少しちゃんと理解できるようになりたいなと思いました。
情報をお寄せください!
以下のオープンチャットに参加して(匿名可・個人情報はたどれません)事例を教えてください。
1行目にステップ数を書いてください(わからないときにはわからない)
2行目以降にエピソードをお願いします。
・具体的な「ゲーム名」「歌手名」「番組名」があるとイメージしやすいです
・どんな気持ちでそうしたのかがあると共感しやすいです
・真似しやすいようにコツや考え方がわかれば教えてください
オープンチャット「7つのステップ実践例」
https://line.me/ti/g2/RiwhhS0M5zPYDclPPEfCbXeC1dCTNSVlVdtegQ?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
まとめ
ステップ 1 から 7にかけて、
多くの方にインタビューをさせていただきました。大きな文字でメモを取っていたとはいえ、ノート3冊オーバーの情報量。それだけ皆さんがお子さんに合わせて工夫をしているということだと感じました。
7つのステップではオンライン勉強会を開催しています。
初参加の人は顔出しなし、発言なしでそっと参加できますので見学に来てください。50人前後で開催していますので気付かれずに参加できます。
詳しくは以下の記事もご覧ください。
http://yuichishiina.online/wp-admin/post.php?post=4977&action=edit