精華学園高等学校 町田校でロゴロゴ展
今日は校外学習の日。昨日の土砂降りが嘘のように日が差してきてお出かけ日和になりました。行き先はロゴロゴ展。入学式などでも写真を撮ってもらっている武井さんの展示だけあってテンション高めです。
1.東扇島
町田から生徒たちと出発したいところだが、今朝はもう一仕事。川崎からバスで30分近くかかる工場地帯、東扇島のあたりで企業のお仕事だ。
医療廃棄物などを受け入れて分配して、焼却するこの会社の現場は夏になると温度が50度を超えるという。そんな中で階段を上り下りして危険物と向き合う。頭だけでクルクル回れば良い仕事が多い中で、身体を使ったガチな仕事。頭が下がる。
僕自身も六本木再開発や高尾の圏央道の工事の頃は現場仕事をしていたがレベルが違う。
私たちは障害者を施設に囲い、メンタル不全者を精神科に囲い、蓋をするかのように暮らしている。被災者もLGBTの人もそう。法律やルールを作らないと救われないほど隔離されている。でも、このような過酷な労働をして社会を支えてくれている人のことも忘れてはいないだろうか?
いろいろな人が支え合って生きていることを感じない人にならないように生きていきたい。
2.茅場町でランチ
展示会場の前の中華のお店をあらかじめ武井さんが教えてくれていたのだが、、、
僕は間に合わずにバームクーヘンを加えてダッシュ!上の写真は武井さんが送ってくれたもの。
3.ロゴロゴ展
ロゴロゴ展は普段デザインの仕事をしている遠島さんと武井さんのふたりのロゴ展だ。ロゴロゴ展という名前も英語のロゴを武井さんが、、、カタカナのロゴを遠島さんがデザインしたのだという。それも、6月5日からというこだわりよう。(6ろ5ご ね。)
武井さんデザインの英語のロゴ。LOGOのOをよく見て欲しい。6と5になっている。どこまでもこだわるな。
コーナーに入って目にとまったのが「令和」
元号に馴染みのない海外の人が日本で新しい時代が始まったことを感じられるようなデザイン。
そういえばトランプ大統領も令和になったのはそんなにすごいの?と言っていた。富士山のシルエットに日本らしい赤い丸。見てしまったら他のデザインが思いつかないようなザ令和だ。
おびただしい数の令和のデッサン。たくさんたくさん描いて、令和という字がゲシュタルト崩壊した先にデザインがあるかのように武井さんは何度も何度も描いてデザインする。
今回は令の字をたくさん書いていたら山に見えてきたのだという。確かに!
4.見てほしい生徒に
精華学園高等学校 町田校のホワイトボードは僕が講義をしない期間は絵を描きたい放題かける場所だ。誰にも「描いて」と言われていないのに絵を描いてしまう生徒にはデザインの現場にぜひ触れてほしいと思った。
なんと、今回は落書きチームがそろって校外学習に参加してくれた!そして、武井さんにたくさんの質問をしていた。そんなに嬉しいことはない。
5.知っている人のロゴもたくさん
武井さんとは共通の知り合いも多い。だからこそ、知っている人のロゴもちらほらあった。本人に最近会っていなくてもロゴを見て懐かしい気分になる。
ロゴがただの図ではなく、途方もない思いをシンプルに伝えるためのものだと改めて感じた。生徒も楽しんでくれたようで本当に良かった。ひとりでもこれでまた進路のヒントが得てくれたら嬉しい。
かっこいいな!自分にもできるかもしれないな!
そんな思いが未来のタネになることを願って。
夢の力でロゴは生まれる 武井衛