高知県で暮らす生き方
縁があって、高知県に行ってきました。坂本龍馬で有名なあの高知県です。大学の頃、坂本龍馬が大好きで高速バスで何度か来たことがあります。
今回は都市での生活に疲れてしまった人が高知で新しい生活を始めることができるのか?そして、すでに縁がある山陰や東北などと何が違うのがを知りたくて訪問しました。
目次
1.温かい視線
高知についてすぐに感じたのは人との距離。
東京ではほぼ100%無視するような場面でも視線で追って見守っていてくれている。キョロキョロしていると話しかけてくれる。「訪れた人がホッとする」そんな温かさが街全体に感じられる。
2.食べ物がおいしい高知
高知に来たら食べた方が良いもの
- 鰹のタタキ
- ウツボ
- クジラ
- 土佐牛
- 土佐ジロー
- 四万十ポーク
あとなんだっけ?
食べても食べても美味いものが出てくる。
3.暮らしはじめは
高知市に限って言えば、ホームセンターから電気屋さんまで生活に不便ということはなさそうだ。でも、高知の地方まで行くとどうだろうか?
今回は高知県の東側、室戸岬に向けて足を伸ばしてみたが、「この街にはスーパーなさそうだな」というところも多い。地域活動の拠点を訪ねてみてもどこも留守だ。ま、アポ入れなかったしな、、
「計画性がないとダメかー」と思い、高知市に戻った。
そして、
こうち勤労センターを訪ねてみた。高知城の目の前にあるビルだ。
こうち勤労センターにオフィスを構える高知県移住促進人材確保センターはアポ無しなのに親切に対応してくれた。
4.都会でひきこもるなら
僕の活動のメインはメンタルケアや不登校、ひきこもりだ。そんな人が高知に魅力を感じたとしても地方で0からやり直すのはきつい。かなりきつい。
でも、
それを超えたら可能性がある気がして、率直な疑問をぶつけてみた。
いきなり暮せんの?
担当してくださった方は移住の検討の仕方から教えてくれた。行政や地域によって考えが違うからどこでも高知県と同じではないけれども、高知県では「いきなり移住」ではなく、移住を決断するまでのサポートがあるという。
ワーキングホリデー
高知には移住を想定したワーキングホリデーがある。地元の仕事を実際に体験してみて感覚を確かめたり、人の繋がりを体験できる。ひやかしはもちろんダメだが、移住を前提に高知で短期間働いてみることができる。
短期滞在
いきなり住むのは難しいけれどホテル住まいだとお金も無くなってしまうし、スーパーなどの暮らしが見えてこない。
そんな人が多いからか、移住を検討する人を対象とした数日から数ヶ月地元に住むプランもある。驚いたのはその価格。この記事を見て悪用して旅行する人がいるといけないので詳しくは問い合わせて欲しいのだけれど、一泊二日から滞在できる。
5.メンタルの心配は?
ここまで優しい高知の移住コンシェルジュさんでもメンタル不全というと一瞬言葉が詰まる。大丈夫かどうかわからないのだろうと思う。
でも、今回訪問させていただいて感じたのはメンタル不全に理解がある人ばかりではないけれども、そんなことを知らなくても人を温かく包んでくれる街だなと感じた。
それこそ、僕も一緒に滞在しながら居場所を作っていけば高知市はもちろん高知県の地方にも住めるのではないかと思う。
6.距離
都会の人と高知の人。地理的な距離以上に感じたのは文化的な距離。
都会の人は都会の生活を自然が豊かな高知でしようとするかもしれない。それでは高知に馴染めるわけがない。高知の人も都会の人を便利な道具のように使ったら疲弊してもう人は移住してこなくなる。
高知では都会ではパスできるさまざまな役割、例えば、お祭りや清掃などもパスできない。都会ではないからだ。
でも、そういうところに役割を感じ、積極的に関われるなら、その土地に馴染むことができるかもしれない。
7.声をかけてください
町おこしや移住のコーディネーターの方や相談員、応援隊などの活動をしている方や移住などを実際に体験した方、ぜひお話を聞かせてください。
また、カウンセラーや学校の先生、保護者、産業医として関わる人の中に地方でやり直すことを検討した方が良い方もいると思います。僕もこれからですが、ご連絡をいただけると嬉しいです。