特別講座 #006 「雑誌・ステージを彩るスタイリスト の仕事」高上未菜さん
精華学園高等学校 町田校の特別授業にスタイリストの高上未菜さんをお招きして「雑誌・ステージを彩るスタイリストの仕事」のお話ししていただきました。
高上さんがスタイリストの仕事を目指すきっかけになった撮影のお仕事「YUKIさんのハミングバード」
目次
1.白黒の世界とアシスタントの仕事
白黒の小物
憧れのアートディレクターさんのアシスタントの仕事を見つけた高上さんが任された役割が「白黒の小物」を作ること。
白黒で撮影しているのではなく、白黒風のセットを作り込んで、撮影しているのがこの動画。なので、雑誌から卵の黄身まで白黒にしなくてはいけない。そんな地道な作業を担当したのが高上さん。講演ではどうやって白黒の卵の中身を作ったか?本や缶詰はどうやって作ったのかまで教えてくださいました。
一瞬で衣装を着替えさせるには
この動画では衣装が一瞬で切り替わります。(本編はもっと長いので何度も着替えるそう)ノーカットで撮影している中で瞬間的に着替える為の工夫などは現場ならでは(詳細は動画にあります)
これをきっかけに
スタイリストの仕事ってこんなことをやるんだと思った高上さん。これがスタイリストになる第一歩だったといいます。
2.雑誌のお仕事 FUDGE(ファッジ)など
雑誌のお仕事もされている高上さん。FUDGEだけでなく、kiitos.・リンネルなどでも活躍されています。
今回はFUDGEの「着まわし30days」というコーナーのお話をして頂きました。このコーナーでは限定された服の組み合わせで30日分のコーディネートをしてしまうというもので、「同じの着ている」と言われないようにアレンジを変えられる着回しの方法の特集です。
コーディネートのコツから
「コロナ自粛」に合わせたコーディネートにした話や撮影現場、コロナあけで高上さんご自身がミスをした話など現場の話をたくさん聞かせていただきました。
3.moumoon YUKAさんとの関わり
moumoon YUKAさんとの出会いからこれまでの関わりについてもお話してくださいました。
YUKAさんのお話を伺った後に
衣装の側、スタイリストさんの立場から同じ場面を伺うと1枚の写真。2時間ちょっとのコンサートの中でもたくさんの人の思いが凝縮しているんだなと感じました。
旭くん光のプロジェクトでも
YUKAさんの妖精のような存在を際立たせるような花柄の衣装
「確かに印象的だったなぁ〜あの衣装もあってのステージだったな」
コンサートの場面が高上さんの話を伺っていて、蘇ってきました。
そして、私たちが感動して泣いていたようにYUKAさんをステージに送り出した高上さんもまたステージを見て涙していたという。なんて素晴らしいんだ。
師匠についての4年半の苦労の末に
私たちからは別世界のような場所で輝いている高上さん。
それでも
「好きなことを探して挑戦してみると良い」と優しくアドバイスしてくれた。
もしかするとそれを信じて、突き進むことができれば誰にでも門は開くと言ってくれているように感じられた。進路を探す高校生にはありがたい言葉だ。
4.特別講座「雑誌・ステージを彩るスタイリスト の仕事」高上未菜さん
高上未菜さんの
特別講座のダイジェストは以下から見ることができます。
全編動画は生で参加した人と生徒限定です!
詳細はページ下の方の案内をご覧ください。