さとこもりプロジェクト2020年2月
今回のさとこもりのメインはいちごの収穫、パック詰めと古民家の掃除でした。
1.いちごがメインの農園
五分と外に立っていられないほどの寒さ。空っ風が吹き抜けていく。真夏の畑とは違って、ほとんどの畑には何もなく、白菜を見かけるくらいになった。夏の景色を見ているからか少しさみしく感じる。
冬のメインはハウスの中のいちごだ。
とちおとめ、紅ほっぺ、おいCベリー、やよい姫
2019年の夏頃には
「なんでこの作業をしているんだろう?」
「これがどうしてハウスのいちごになるんだ?」
と思いながらも暑い中、一生懸命にいちごを並べた。
それがこんなに立派ないちごになるなんて!!
2.いちごのラベルと美術部
精華学園高等学校に初めての部活「美術部」ができた。
その美術部の部長の生徒が、いちごのラベルを作ってくれた。
「紅ほっぺ」と「やよいひめ」だ いちごは目が慣れないと区別ができないので、シールがあると助かるだけでなく、ビジュアルが格段に良くなった!!
生徒がプロの職業に絡む。
活躍する。
自信をつける。
教育の王道だと思う。机上の学問の100倍意味がある。
レポートを必死で終わらせながら、、、ラベルも作ってくれる姿には感動する。頑張って欲しい!
3.拠点になる古民家の掃除
農作業の後は拠点になる古民家の掃除だ。
さとこもりプロジェクトは意外に大勢の方が協力してくださっている。
・古民家を(ほぼ無償で)貸してくれる
・布団を提供してくれる(6セット)
・座布団(6枚)
・食器セット(たくさん)
そして、大勢が掃除を手伝いに来てくれた。2年ほど前まで人が住んでいて、それ以降は住んでいる人がいなかったこの家。でも、親戚の方が丁寧に管理してくれていたから状態はとても良い。
これから使わせていただく家だから みんな一生懸命に雑巾がけをしたり、ゴミを分別したり、布団を干したり、カーテンを取り付けたりしてくれた。
最近は人と人とが共同作業することは少ないので、こうやって1軒の家をみんなで整える作業はとても楽しい。
お弁当を食べたり、試行錯誤をするのも楽しいし、親の代の人に色々教わることも良い機会になった。
何よりも、この家の持ち主のご夫婦と長谷川さんが手土産にいちごを用意して、挨拶回りに同行してくれた。おかげで近所の人にも東京から人が来るのでよろしく、と挨拶をすることができた。
ありがたい。
4.女子会
夕飯はみんなで作った鍋をつつき、しめはうどん。たっぷり食べたにもかかわらず、夜中までお菓子を食べて盛り上がっていた。
5.レタスの種まき
翌日はレタスの種まき。200個の小さい土の入った枠に種を一粒ずつ蒔いていく。
まず驚いたのは缶に入った種が1万円以上すること。農業には原価もかなりかかるんだ。
ピンセットで種をつまみ、1粒ずつ蒔いていく。そして、場所が変わってしまわないように気をつけて、表面に土をかける。さらに種の位置が変わらないように気をつけてそっと水をやる。それらにビニールの屋根をつけて出来上がりだ(乾燥しないために屋根をつける)
畑に小さな小さなレタスを投げて蒔いていた時期を思い出す。それの元になる作業がこの種まきだ。
慣れているメンバーだったせいか、かなり速いペースで種まきを終えることができた。
5.ネギの収穫
新宿ルミネで販売している太くて甘いネギ。
今回は初めてネギ畑を見学して、収穫をさせていただいた。太くて丈夫なネギは引っ張っただけではなかなか抜けない。
畝を蹴って土を緩めるとスッと抜ける。
見るからに甘くて、みずみずしいネギだ。
6.ハンバーガー
三俣町の古民家の近くで発見したハンバーガー屋さん。
どうにも気になったので農業の後の昼食で立ち寄った。このノリで動く感じが心地よい。 お店が前橋とは思えないほど(地元の人すみません)センスが良い内装でハンバーガーも絶品だった。
7.昼寝
ツアーやチェックアウト時間が決まっているホテルではなかなか選択肢に出てこない「昼寝」 でも、労働の後にハンバーガーをおなかいっぱい食べたら、「昼寝」以外の何があるだろうか?
、、、 というわけで全員熟睡。2時間くらい寝たのでは??
8.名残惜しい
たった二日間だけれど、いつものパターンではない夢中になれる時間が続く。
参加する人同士の距離も縮まり、濃い時間。名残惜しいけれど、前橋を後にして町田に。
またこよう。