傾聴講座で習った「つながり」を実践してみた
こんにちは、玉木です。
今回なんと!まだ名前は明かせませんが、福島で看護を教えてらっしゃる先生が記事を書いてくださいました。
いつもとテイストが違う、看護の専門家ならではの視点で書いてくださっているのでとても新鮮です。ノリノリで書いてくださるので、やりとりが楽しいです!
こういうの、嬉しいですね!
内容については、4/29に椎名が開催した傾聴講座での学びを実践してみての感想を実体験を交えて書いていただいています。ぜひご覧ください♪
1.自己紹介
初めまして、にわとりと申します。栃木県で生まれ育ち、現在は福島県内の大学の看護学部で教員をしております。
好きなことは
読書(色川武大先生、筒井康隆先生を敬愛しつつ、SF小説に手を出しています)
音楽(ジャズ、ヒップホップ、アンビエント系で時々DJしています)
あとは、飲食(アジフライを肴にビールを飲むことが多い)です。
前職では保健師として都内NPOで7年間勤務した経験を生かして、地域やコミュニティの中で活躍できる看護職を育てるため、日々邁進しております。
2.講座に参加した理由
職業柄、自分で傾聴を実践する機会が多かったのですが、学生の成長を促す方法を学ぶため、椎名先生の講座に参加しました。
身につけるためには実践が必要ということを、学生に伝える立場です。自ら学んだことを実践する姿勢を示さねば、ということで記事を投稿させていただきます!
3.「つながり」
初回は、「つながり」に着目です。
対象とする相手とつながり(接続)ができているか、ということで、講座内で経験した、つながっている感覚を得られるように日常で試しています。
相手と接続するための方法の一つとして、呼吸を合わせることを学びましたので、まずは不自然にならないよう、周辺視野を意識しながら相手の呼吸を観察することから始めています。
最初の気づき
学生と模擬患者のコミュニケーション演習を観察しているときに、最初の気付きを得られました。
呼吸が見えやすい人と、見えにくい人がいる、ということです。より正確には、呼吸が見えやすい状況と、見えにくい状況がある、と言えるでしょうか。
例えば、
A)緊張していたり、焦っていたりする状況では、なんだか呼吸が見えにくい。
B)リラックスしていたり、安心している状況では、なんだか呼吸が見えやすい。
ということが分かってきたのです。
整理しますと、
A)については、
緊張や焦りは、呼吸が見えにくくなる
=>接続しにくくなる
=>傾聴できる状況が作りにくくなる
B)については、
リラックスや安心は、呼吸が見えやすくなる
=>接続しやすくなる
=>傾聴できる状況が作りやすくなる
という訳ですね。
本当の学び
考えてみたら当たり前っぽいことですが、実践を通じて気づけたことがとても嬉しく、もう忘れることはないです。これが本当の学びなのかもしれませんね。
-今回のモヤモヤ-
・電話の場合、相手の呼吸はどうやって観察できるのか?
・オンライン映像で遅延がある場合、呼吸のズレはどんな影響がでてしまうのか?
4.そのモヤモヤ、お答えします!
今回のニワトリ先生のモヤモヤに、椎名がノリノリで答えてくれました!
①電話の場合について
声が出ている出ていないが一番わかりやすいです。声が出ていれば息を吐いていますし、話し終わると息を吸います。
話し始め、終わりを相手のリズムに合わせて呼吸をすれば、合いますよね?これに慣れてくると、相手の電話中の姿勢まで見えてきますよ!
②オンラインの場合について
遅延での呼吸のズレはそんなに問題がないです。確かにタイミングはズレますが、「早いリズム」「遅いリズム」というような違いは消えないのでリズムを合わせればうまくいきます。
オンラインの場合でむしろ気にして欲しいのは呼吸よりも目線のズレです。
カメラの位置と画面の位置が数センチズレますよね。ずーっと画面を見ていると相手を見ていないことになるので、それはかなり危険です。
カメラに目線を向けながら、画面で相手の様子を観察することがとても大事になります。
今回、初の試みでニワトリ先生に記事を書いていただきましたが、先生のモヤモヤに椎名が答え、記事の中で交流が生まれたりと多面的な記事になりました!
ニワトリ先生には今後も継続して記事を書いていただく予定ですので、こうご期待!!