心理学講座@東京大学
6/12の椎名は、以前別件でお世話になったジャーナリストの野沢さんよりオファーをいただき、東大の「障害者のリアルに迫るゼミ」というゼミにて講演をしてきました。
赤城山麓の宿「太陽殿」と記事によく出てくる「 IRORI場」で夕食と朝食をご一緒して、少し話をしただけで「東大のゼミに登壇してください!」と野沢さん!
椎名先生の素性も知らないのになんと大胆な!!
椎名が講義の最中に『野沢さんは少し話をしただけで「やって!」って言うんですよ!』話題にしたら、野沢さんが「椎名さんは大丈夫だと臭いでわかった」と返されていました。確かにその表現は言い得ているような気がします。椎名はどんな臭いがするのかな?
ゲームは天使か悪魔か?
「ゲームが害だ」というのは簡単です。でも、「電車でたくさんの大人がやってんじゃん!」というのも一理あります。椎名は「ゲームを害だ」と決め付けるのではなく、ゲームをしている子どもたちを観察していると見えてくる価値観・癖・職業観が大事だといいます。確かに椎名は精華学園高等学校 町田校の生徒たちがゲームをしたりおしゃべりをしている姿を見ているだけで進路を見出して、「◯◯くんはこういう仕事好きでしょ?」「はい」とあっさり言わせています。野沢さんはこれを東大のゼミで話して欲しいと思ったようでした。
普段からゼミ内でヒリヒリするような生の話を聞いている学生たちに中途半端な講義はできない、という思いで椎名は今回の講座に臨んだと言っていました。
椎名のまっすぐな言葉に、学生たちも精一杯受け止めている、そんな風に私には見えました。
質疑応答では、さすがと思うほどの切り口の鋭い質問が飛びました。
椎名の思いを聞いてみました。
講義はコミュニケーションだと思うんです。
だから、東大生が20年前後生きてきて「気づいたこと」「考えたこと」「実感したこと」を僕自身が受け止めながら講義を組み立てていきたい。そう思って登壇しました。
彼らがうなづくポイント。目が赤くなるポイント。笑うポイントを確かめながら講義を組み立てていくと講義の内容がいつしか未知の領域に達していました。
東大生のおかげで僕自身が大いに成長できた講義でした。
ありがたい。
おわりに
講演後に懇親会にも参加した椎名でしたが、多くの学生が参加し、椎名にたくさんの質問が浴びせられていました。(簡単に言うと妬ましいほど大人気だった)
終了後、椎名のところに殺到する学生たち。それぞれの思いや今日の気づきを熱く語ってくれました。
「打ち合わせの段階から、たくさん僕たちの話を聞いてくれた」
「本当に伝えるのが上手で、話がわかりやすい」
「どうしたらあんなにコミュニケーション上手く取れるのか聞きたい」
など、東大生にも大好評の椎名でした。
帰宅後も学生からの連絡が鳴り止まず、今回限りの関わりではなくそれぞれの学生と今後も新しい関わりを持てそうなので楽しみです♪
後日談
実は、日を改めて東大生に会いに行きました。
「今まで出会った悩んでいる方は、なんとなく暗い印象を受けました。でも椎名さんは明るかった。それがとても衝撃だった」
「自分も椎名さんと同じような境遇だった。いろんな話が聞けてよかった」
「自分では、無しだと決めつけていたものが、椎名さんと話すと全部有りに変わった。新鮮だったし、考え方が変わった。明るい未来を信じて、やりたいことを今から始めてみようと思う。」
「どれだけ勉強を頑張っても手に入らなかった自信。椎名さんと話しているとそれがなんだかわかってきた気がしました。」
こんな言葉が出てきました。
真正面からぶつかってくる学生たちに椎名も真剣に答えていて、学生たちもとても嬉しそうでした。